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ペットロスについて

こんにちは

 

ペットロスの乗り越え方について質問があったので少しでも参考になればと思い、得ている知識と私なりの考え方を綴っていきたいと思います。

 

 

家族として迎え入れた可愛い子が成長して、老いて、死んでいく…

 

その姿を見るのは辛いですよね💦

 

辛いのも、悲しいのも、淋しいのも、普通の感情です!

 

まずはそんな自分を受け入れてあげてください。

 

その気持ちは全て愛情に比例していますので、自信を持ってください。

 

そんな愛情いっぱいの飼い主さんの元で暮らせて、きっとペットは最高に幸せだったはずですから!

 

 

犬や猫の寿命は15年から長くて20年!

 

それは誰にもどうしようもないことで、種類による平均寿命も違うし、環境によっても違いますが

 

私たちより遥かに短いことは変えられない事実

 

それを感情ではなく、頭で理解することも必要かなと思います。

 

若くして病気で亡くなってしまうのは辛いけれど、その子の持っている命の期限はどうしてもあって、

 

それを全うしうるために飼い主さんの元に来たのだと思います。

 

本当はみんな老衰まで助けてあげられたら獣医師としては本望ですけど…

 

 

そして、長い間動物の命に関わる仕事をさせて頂いていて感じたのは、

 

飼い主さんの理想とするペットの死を迎えられるの人は、ほんの1割にしか過ぎないということ。

 

その時が来るのは本当にあっという間で、一瞬で、予想外なことが殆どです!

 

最期の一時を悔やんでしまう事は多いと思います。

 

私だってそうです。

 

なぜ一緒に居てあげられなかったのか、苦しかったのではないだろうか、会いたい人が間に合わなかった…

 

でも一緒に居た長い年月はその一瞬だけでは決定されないはず!

 

その時の後悔で思い出を埋めてしまわないで。

 

 

亡くなってしまってから葬儀に出すまでの間、半日から1日以上あります。

 

その時間を大切にしてください。

 

最期にしてあげたかったことを時間をかけて行い、お友達に会いに来てもらって、ペットの好きだったものを用意して、

 

ゆっくりと弔ってあげてください。

 

直接触れられるのは悲しいけれど最後です…

 

心が納得いくまで一緒に居てあげてください。

 

 

悲しくて仕方ない時は泣いたっていいし、引きこもったっていいし、夢に出てきて!と願ったっていい。

 

写真を常に持ち歩いたり、遺骨の一部を入れるペンダントもあります!

 

いつでもペットのことを思い出して、周りの人と語り合ってください。

 

 

そうやって一つ一つ自分を納得させながらクリアしていくうちに

 

少しずつ悲しみは薄れていきます。人によって時間は違いますが…

 

人の心って悔しいけれど忘れるように出来ていますよね💦

 

記憶が薄れてきたときに、どうか温かい気持ちで心が満たされますように。

 

少しでも生前の後悔がなくなるよう、お手伝い出来ることは遠慮なくご相談ください。

 

 

長くなりましたが、どなたかの参考になれば嬉しいです♡

 

 

獣医師 市川涼子

 

 

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